CNAMEレコードの役割や設定関連

はじめに

ここでは、アカウントオープンのメールにてご案内している「CNAME(シーネーム)レコードの設定」についてご説明致します。

※尚、ここではサブドメイン形式をご選択された場合に発生する「CNAME(シーネーム)レコードの設定」についてご説明します。

1_5.pngCNAMEレコードの設定について

Cloud CMOアカウントオープン後に行って頂くCNAMEレコード設定は、以下2つです。

【1】公開URLのドメイン名を運用されているDNSサーバーへの、CNAMEレコードの登録

【2】送信元メールアドレスのドメイン名を運用されているDNSサーバーへの、送信ドメイン認証(SPF,およびDKIM)のCNAMEレコードの登録(※Cloud CMOでメール配信機能をお使いにならない場合は、1のみの設定となります。)

CNAMEレコードを設定する先は、貴社がご利用になっているDNS(Domain Name System)です。Cloud CMO環境ではありません。

具体的なCNAMEレコードの登録作業については、ご利用されているDNSサーバーによって異なりますため、以下のいずれかの方に確認されることを推奨致します。

  1. 貴社情報システム部のご担当者様

  2. サーバー管理の委託先企業様

尚、ご依頼の際は、例として以下のような依頼文をご利用になると分かり易いかと存じます。

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【ご依頼文例】

DNSサーバーへのCNAMEレコード設定をお願いします。

CNAMEレコード:※アカウントオープンのメールに記載のCNAMEレコードを記載

ドメイン名※公開URLのドメイン名、もしくは送信元メールアドレスのドメイン名を記載

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※もしDNSサーバーのホスト名にアンダースコア(_)の登録ができない場合は、TXT(テキスト)レコードを発行致します。

2_5.pngCNAMEレコード設定が必要である理由

CNAMEレコードを公開URLで設定したドメイン名・送信元メールアドレスに設定したドメイン名を運用しているDNSサーバーへ設定する理由は、以下の通りです。

【1】公開URLのドメイン名を運用されているDNSサーバーへのCNAMEレコードの登録

貴社運用のドメイン名と、Cloud CMOとを紐付けるために必要となります。

公開URLドメイン名を運用されているDNSサーバーへのCNAME登録を行っていただくことで、貴社公開URLにアクセスした際にCloudCMOのページに転送されます。

【2】送信元メールアドレスのドメイン名を運用されているDNSサーバーへの送信ドメイン認証(SPF,およびDKIM)のCNAMEレコードの登録

Cloud CMOからリードへのメールは、弊社が採用しているメールサーバーから送信されます。その際、受信者のメールサーバー側に、弊社が採用しているメールサーバーと、送信元メールアドレスのドメイン名のサーバーが同一のものであるということを知らせるために、送信ドメイン認証のCNAMEレコードの登録をお願いしております。

※CNAMEレコード登録を行わなくてもメール送信自体は可能ですが、その場合、受信者側で不審なメールと認識され、【迷惑メールボックス】にメールが入ってしまったり、或いは受信をはじかれるリスクが高まります。

以上の理由から、CNAMEレコードの登録をお願いしております。

尚、CNAMEレコードの一般的な役割については以下をご参考になさって下さい。


※参考;CNAMEレコードとは

CNAMEレコードとは、Canonical NAME recordのことで、DNS(Domain Name System)に設定するレコードの1つです。特定のホスト名(wwwやblogなど)を別の場所に転送する際に利用します。かみ砕いてご説明しますと、例えばお客様のドメインが

example.com

の場合、

blog.example.com(ホスト名+ドメイン)

でアクセスした際に、Cloud CMOで構築するページに無事に連れて行って(転送して)くれるレコードです。

このCNAMEレコードを設定して頂けないと、「blog.example.com」と入力しても、Cloud CMOのページに連れていって(転送して)くれません。

以下の図も併せてご覧ください。


<CNAMEレコードが設定されている状態>

cname_ok.PNG

<CNAMEレコードが設定されていない状態>

cname_ng.PNG



以上でご説明を終わります。


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